未来から過去へ進むもの 「モーガン・フリーマン」を見て考えた事
こんばんは。
近頃Eテレの「モーガン・フリーマン」にハマっています、あべアツです。
様々な科学者が最新の物理学の理論や説を、分かりやすく紹介してくれるアメリカの番組。今週は「時間と宇宙の終わり」について、アナログ時計や紙皿、風船なんかで説明してくれました。
その中で、僕が興味を持ったのは「素粒子は未来からの影響を受けている」という観測結果。
素粒子をたくさん観測したうち、ランダムに選んだいくつかを30分後再観測すると、先に観測した結果に再観測したものだけが影響を受けた特徴を示したそうな。ランダムに決めた再観測なのに、再観測された子は、それをされる前から共通の特徴を示していたということ。
「現在は未来からの影響を受けている」
過去からの影響と未来からの影響の合流点が現在。番組ではここまでだった。
ここからは僕の考え。
上記の結果は普通に考えると意味が分からないけれど、観測が正しいとすると、発想の跳躍が起きる。
まず、素粒子は観測されるまでその場所が特定されず、2か所に同時に存在していることもあるもの。これってさ、「過去から未来に向かって観測する」か「未来から過去に向かって観測する」かで、同じ時点にあっても変わるって事じゃない?右目で見るか左目で見るかで位置が違うように感じるのと、同じような事なのではないかな。
また、「現在は未来からの影響を受けている」=「未来から過去に進むものがある」
それと宇宙も絡めてみる。宇宙のほとんどを覆うダークマターやダークエネルギーは、どんなものか分かっていない。それはもしかしたら「未来から過去に向かう物質やエネルギー」なのではないか?だから過去から未来に向かう僕らには観測できない。
ブラックホールに飲み込まれ潰された原子はどうなるか分かっていない。もしかするとそれはダークマターになり、過去に向かうのではないか?
過去に向かった物質はどうなるか?原初まで還ったダークマターはビッグバンで再び物質となり、未来に進みだすのではないか?つまり、ビッグバンこそがホワイトホール。
僕らの宇宙はエスカレーターの足場のように、ビッグバンから終焉に向かう過去から未来の流れと、その裏で終焉からビッグバンへ向かう未来から過去への流れがある。そして僕らは過去から未来に進む側に乗っている。少なくとも、生きている間は。そういう事なんじゃないかな。エスカレーターが上りか下りかは、それぞれの好みだ。
僕の中ではとても綺麗にまとまってしまったから、この仮説を真だと思って生きていく事になりそうだ。世界の真実に迫るのは、楽しいね。
魂や死後の世界についても考えてみたけど、それはまた別の機会に。
それでは、また。